創・食おいしいニュース

「みんなの経済新聞ネットワーク」が取材した全国各地のフードビジネスに関する旬なニュースをお届けします。

2013年08月29日[東京]

中野のラーメン店「さいころ」が2周年−「冷たい?」つけ麺を夏限定メニューで

中野のラーメン店「さいころ」が2周年−「冷たい?」つけ麺を夏限定メニューで

 中野郵便局西隣の「肉煮干し中華そば さいころ」(中野区中野2、TEL 03-6304-8902)が現在、夏限定メニュー「冷やニボつけ麺」を提供している。

 同店は「我流旨味ソバ 地雷源」として2002年4月に開店、2010年3月に中野へ本店を移転後、店名や店舗をリニューアルして今年9月7日で3年目を迎える。ゲンコツや大量の豚バラ肉のダシに3種類の煮干し、鯖節、宗田節を煮出した煮干し系スープと、同店2階で作るコシのある自家製の麺、チャーシューが表面を覆うように盛られた「肉煮干中華そば」と、つけ汁の隠し味にブラックペッパーを使ったつけ汁と自家製麺が特徴の「つけ麺」が主力。

 夏限定メニューは「冷やニボつけ麺」。通常のつけ麺はゆでた麺を冷たい水でしめ、水切りをしたものを提供しているが、同メニューでは麺の上に氷を敷き詰めて提供しているほか、同店で提供している麺とは別の太さや硬さに仕上げている。「つけ汁」が冷たいのも特徴。つけ麺のつけ汁は「油が固まってしまう」「チャーシューなどの具材がおいしくなくなる」などの理由から温かいものを提供する店舗がほとんど。

 店長の手塚勇佑さんは「食欲を落としがちな夏日、更に今年は例年になく暑い。しかし、食べやすく食べごたえのある商品をお客さまに提供したい。その思いからつけ汁も麺も冷たいつけめんが生まれた」と話す。つけ汁にはゆずなども加え、夏限定商品らしく仕上げている。「冷たい煮干しのダシはとてもデリケートで、えぐみや臭みを感じやすいため、煮干しの頭とはらわたを丁寧に取り除いたものだけを使用している。とても手間がかかり大変なんですよ」とも。

 営業時間は11時〜翌2時(日曜・祝日は23時まで)。同メニューの提供は9月末までを予定。

(中野経済新聞)

戻る