創・食おいしいニュース
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2016年07月11日[東京]
世田谷・経堂にAIがレシピ開発したクレープを提供するカフェ アルゴリズムを独自開発
経堂に6月1日、人工知能がレシピ開発したクレープを提供するカフェバー「エスプリ・ド・エスプリ」が期間限定オープンした。
使用している人工知能は、同店代表の並木悠佳さんが以前在籍していたITベンチャーのスタッフが作ったレシピ開発用プログラム「エスプリ」。オープンソースのAIをベースに、レシピ用のアルゴリズムを開発したという。クレープを作らせることを発案したのも並木さんで、それをきっかけに独立、出店へつながったという。
人工知能「エスプリ」が担当しているのは、クレープの生地とクリームの配合のレシピ提案。ウェブ上のレシピデータを集約した上で、「エスプリ」が独自に製法を編み出した。それを並木さんらが実際に作って同店で試食提供し、86%の人がおいしいと感じ、最も評判の良かったものを提供している。
クレープのラインアップは、ショコラバナーヌ(980円)、季節のミックスフルーツ、マンゴー&パッション(以上1,380円)、ゴールデンキウイ(1280円)、季節限定メニューの桃とすもも(1,380円)。イタリア産14カ月熟成パルマプロシュートや、チリの海で取れたシルバーサーモンスモーク(以上1,280円)などのフードメニュー、クレープと相性のいい紅茶やワインなども用意する。
営業時間は12時〜18時(金曜・土曜は21時まで)。11月30日まで。
(下北沢経済新聞)