創・食おいしいニュース

「みんなの経済新聞ネットワーク」が取材した全国各地のフードビジネスに関する旬なニュースをお届けします。

2013年10月08日[東京]

立川に焼き菓子店「ひとひとて」−卵・乳製品使わず「素材引き立て」

立川に焼き菓子店「ひとひとて」−卵・乳製品使わず「素材引き立て」

 立川市若葉町のけやき並木の一角に焼き菓子専門店「焼き菓子や ひとひとて」(立川市若葉町1、TEL 042-507-7352)が9月7日にオープンした。

 同店は小野木淳さん、横山美里さんの共同経営。店舗は昭和の木造建築で、店舗面積は約9坪。内装にもこだわり、一から手づくりでリノベーションした。今年5月よりコツコツと作業を始め9月のオープンに至った。

 店名「ひとひとて」には「『ひととひと』のつながりを大切に、そして『てとて』をつないで手づくりで背景にある物語とともにつくり上げていくという意味を込めた」と小野木さん。「地域の方と、手作りの焼き菓子と居心地のよい空間を共有できたらという思いで店づくりをしている」という。

 「素材にこだわり、素材の引き立つ素朴な菓子づくりが自慢」という同店。店内センターテーブルには、パウンドケーキやスコーン、クッキーなどの焼き菓子がオブジェのように並ぶ。人気のメニューは「とっておきカボチャのマフィン」(250円)、「バナナのタルト」(1カット400円)のほか、日によって替わる季節メニュー「秋のとっておきタルト巨峰」(1カット450円)など。

 焼き菓子が売り切れ次第閉店となるが、小野木さんが店内にディスプレーされたギターでプチコンサートを始めることもあるという。ギターの音色に近所の子どもたちが集まり、石などを打楽器にしたり、即興で歌を歌ったりするなど、地域の人も一緒に楽しめる空間となっている。

 「旬の果実を用い、卵・乳製品を使わず、体と心に優しくおいしいお菓子を作っている。小さなお子さまからお年寄りまで気軽にお立ち寄りいただければ」と横山さん。

 営業日は土曜・日曜・月曜。営業時間は10時〜19時。商品が売り切れ次第閉店。

(立川経済新聞)

戻る