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2014年02月26日[東京]

新宿小田急に「鎌倉山ラスク」限定出店−「天使のしょうゆ」ラスク&ロール販売

新宿小田急に「鎌倉山ラスク」限定出店−「天使のしょうゆ」ラスク&ロール販売

 小田急百貨店新宿店の本館地下2階「シーズンスイーツ」に2月26日(水)、鎌倉のラスク専門店「鎌倉山ラスク」が期間限定出店し、震災で被災した岩手県陸前高田市「ヤマニ醤油」が手掛ける「天使のしょうゆ」を使ったしょうゆスイーツを販売する。

 「天使のしょうゆ」は、140年以上続く老舗「ヤマニ醤油」が、津波の被害を免れたしょうゆの製造ラベルを基に、同じ岩手県内にある醸造メーカーの蔵を借りるなどして再現・誕生した商品。少し甘めでコクのある味わいが特徴。「アンパンマン」の原作者・故やなせたかしさんがラベルをデザイン。復興の願いが込められているというデザインは、しょうゆ天使が陸前高田市の青い海を渡り、食卓の団らんを届ける様子を表現する。

 今回店頭で販売するのは、「鎌倉山ラスク」が開発した「天使のしょうゆ」を使ったラスク「しょうゆ天使のラスク」(8枚入り=650円)と、小田急限定しょうゆ入りロールケーキ「しょうゆ天使のロール」(1本1,380円)。通常の「天使のしょうゆ」(1,000ミリリットル入り=630円)と、テークアウトしやすく試しやすいミニサイズ(200ミリリットル入り=380円入り)も販売する。

 これまで、桜の苗木の植樹や現地の保育園の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるなど、さまざまな取り組みを通じて被災した陸前高田市の支援を行ってきた小田急百貨店。復興に向けて尽力する陸前高田市の企業を応援するため、「新宿駅直結という利便性を生かし、頑張る企業の商品アピールにつなげられれば」と企画した。

 「『天使のしょうゆ』はおすすめだが、幅広い客層に受け入れてもらえることを考えるとスイーツでの展開がいいのではと、今回小田急限定スイーツのロールケーキを提案。『鎌倉ラスク』に協力を仰いだ」といい、「ラスクもロールケーキもしょうゆの風味を生かしたやさしい味わいのスイーツで、甘さとしょっぱさの絶妙なハーモニーが楽しめる」と新宿小田急広報担当の丹野晶恵さん。しょうゆを使った商品の売り上げの一部は、陸前高田市の図書館復興の支援に充てられる。

 店頭ではほかにも、「オールドファッション」「アールグレイ」「鎌倉抹茶」などの定番6種類(各2枚入り=180円、各8枚入り=700円)に加え、限定商品、プレミアム商品、季節限定の「ショコラオランジェ」「抹茶ホワイト」(各1枚入り220円、各5枚入り=870円)なども取り扱う。

 出店は3月7日(金)まで。

(デパチカドットコム)

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