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2014年05月23日[東京]

上野駅前に立ち食いそばバル「喜乃字屋」−フォアグラ入り「変わりそば」も

上野駅前に立ち食いそばバル「喜乃字屋」−フォアグラ入り「変わりそば」も

 上野駅前の飲食店ビル「さくらテラス」(台東区上野公園1)に立ち食いそば店「喜乃字屋」(同、TEL 03-6803-2808)がオープンして、間もなく1カ月を迎える。

 4月26日に開業した同ビル1階のエントランス近くにガラス張りの店を構える同店。たち食いそばをメーンにワインやつまみを提供する「立ち食いそばバル」(同店)という業態で営業する。経営は、渋谷の老舗喫茶「人間関係」や新宿などで営業するそば店「信州屋」を手掛けるクマガイコーポレーション(渋谷区)。店舗面積は20坪、席数は座席8席、立ち席20席。

 そばは、「もり」「かけ」「冷かけ」(各400円)から選び、かき揚げ、えび天、きつね卵などのトッピング(70円〜)を選ぶ。ドリンクは升グラスを使い、セルフサービスで注ぐワイン(17時以降提供=390円)や、ボトルワイン(4,000円〜)、生ビール(550円)、角ハイボール(500円)、ウーロン茶(400円)など。生ハム(650円)、アボカド刺し(550円)、焼きみそ(380円)などのつまみ類も提供する。

 通常メニューとは別に「変わりそば」(同店)として、麺つゆとフォアグラをムース状に合わせて食べる「フォアグラエスプーマもり」(980円)、「坦々麺に近い」という「ハラペーニョ冷かけ」、「めれんげとろろそば」(以上780円)も提供。「女性客や若い客にそばの良さを知ってほしい思いから作ったメニュー。一見派手なメニューだが、そば本来の味は守っている」という。

 瀬戸店長は「観光客や外国人、サラリーマンなど幅広い年齢層の利用客が来店してくれる。女性一人での立ち食い客も多く、全体の女性比率は約5割」と話す。「たち食いそばという業態だが、そば粉も製造方法も手間と原価をかけこだわりを持って作っている。一度体感してもらって、そばはおいしいと思ってもらえれば」とも。

 営業時間は10時〜23時30分。

(上野経済新聞)

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