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2013年10月25日[東京]

日暮里の和菓子店が「妖怪☆栗大福」−妖怪シリーズ第4弾

日暮里の和菓子店が「妖怪☆栗大福」−妖怪シリーズ第4弾

 JR日暮里駅近くの和菓子店「江戸うさぎ」(荒川区西日暮里2、TEL 03-3891-1432)が10月12日、季節限定で「妖怪☆栗大福」の販売を開始した。

 「谷中の墓地からやってきた?」を定番フレーズとして2012年1月にスタートした妖怪シリーズ。数々のメディアに取り上げられた大ヒット作「妖怪いちご大福」(1〜5月)を皮切りに「妖怪☆あんず大福」(通年)、「妖怪☆水大福」(夏季限定)に続く第4弾「妖怪☆栗大福」(10〜12月末)を発売。ハロウィーンのお土産にもちょうどいいと、1日100〜150個の出荷で出足は好調。妖怪シリーズにはファンも多く、心待ちにする声が多数寄せられるという。

 商品を企画した横尾さんは「季節のものを使った妖怪和菓子を考えていたところ、秋冬向けとして旬のクリに白羽の矢が立った。試作中の夏場は糖度の上げ下げの配分に苦心したが、寒い季節にぴったりの甘さに仕上がった」と話す。「シリーズものではあるが中身だけ変えて出すというのには抵抗があって意匠にも力を注いだ。購入された方に喜んでもらえる『キモカワイイ』の部分のバランスを崩さないよう気を配っている」とも。

 価格は1個280円。白い妖怪(こしあん)と黒い妖怪(くりあん)の2種類。「純白のもちもちの生地に北海道産の小豆を使用した上品な甘さのこしあんと、食用竹炭パウダーを使用した真っ黒な生地に秋の味覚たっぷりのくりあん」。どちらもコラーゲンを生地に練り込み、目にゴマを使用。一つ一つ手作りで表情が作られる。「口の中にはクリがごろっと、頭にはクリのベレー帽をかぶせた。ふんだんにクリを使った食べ応えのある栗大福」と横尾さん。「何か面白いものを作りたいというのがわが社の方針。見ただけで会話がつながり、笑い声や笑顔が生まれる商品を作っていきたい」

 営業時間は9時〜18時。日曜・祝日定休。オンラインショップでも販売する。

(上野経済新聞)

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