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チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」、今年は新宿NSビルで−25日まで
三越伊勢丹は1月21日(水)より、2003年から毎年行ってきたパリ発チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」を、会場を伊勢丹新宿店から新宿NSビル地下1階イベントホールに移して開催する。
これまでよりも広くなった新会場には、フランス最古のチョコレートといわれるバスク地方の老舗ショコラトリー「ショコラ カズナーヴ」や、ブルゴーニュ・オクセールに店を構える「オリヴィエ・ヴィダル」の初上陸ブランドを含む約100ブランドが17カ国から集結。新会場ではパリ本会場の臨場感を再現するという。
13回目となる今回のテーマは20周年を迎えたパリ本会場同様、「Chocolat, Patrimoine Universel(ショコラ, パトリモワンヌ ユニヴェルセル)〜未来へのオマージュ〜」。古代マヤ文明を起源に、「神様の贈り物」として誕生したショコラを「世界共通遺産」として未来につなげていくという。
毎回、日本限定で展開される恒例の「セレクションボックス」は3種類を展開。18人のトップショコラティエが未来へのメッセージやインスピレーションを表現した「ショコラ・パトリモワンヌ ユニヴェルセル」(18粒入り=9,990円)をはじめ、10人のトップショコラティエがカカオ豆に向き合い、その思いを表現したという「オリジン・カカオ」(10粒入り=5,400円)、2年に1度開催されるショコラの世界大会「ワールド チョコレート マスターズ」大会で活躍した日本人シェフ6人による「ワールドチョコレートマスターズ」(6粒入り=3,240円)を販売。
近年、話題を集める「Bean to BAR(ビーン トゥ バー)」にも注目。「Bean to BAR」とは、カカオ豆(Bean)の焙煎(ばいせん)から板チョコ(BAR)になるまでの全ての製造工程を一貫して自前の工房で手掛けるスタイル。会場にはショコラ好きにはなじみ深い「ヴァローナ」をはじめ、ベトナム「マルゥ」、ベルギー王室御用達の「ヴァンデンダー」、さらには日本で初めて大規模な専用の工房を開設した「ショコラティエ パレ ド オール」、前回の12回で注目を浴びたローチョコレートを展開する京都の「カカオ・マジック」などが登場する。
ほかにも、森永製菓が「進化する老舗」をテーマに、チョコレートに対するこだわりを形にしたコンセプトショップを出店。森永チョコレート「ハイクラウン」の発売50周年を記念して、懐かしい「森永ハイクラウン」をキーアイテムに、発売当時の「ミルク」「ナッツ」「クランチ」に新たな5つのフレーバーを加えた「ハイクラウン50周年アニバーサリー」(8本入り=1,620円)をはじめ、さまざまな商品を展開。口どけの異なる2種類のミルクチョコレートのテイスティングや、チョコレートと日本酒とのテイスティングセットなども提案する。
「ジャン=ポール・エヴァン」オリジナルチュロスを4種類のソースで楽しめるイートインをはじめ、「ヨシノリ・アサミ」のグラシエ、「アンリ・ルルー」のクイニーアマン、「アンリ・シャルパンティエ」とフランス人パティシエ、クリストフ・フェルデールさんのコラボによるフィナンシェ、メリーチョコレートカムパニーが手掛ける「トーキョーチョコレート」の新感覚スイーツなど、会場限定のショコラスイーツも見逃せない。
営業時間は10時〜20時。会期は今月25日(日)まで。
東京での開催後は、名古屋栄三越(同28日〜2月3日)、ジェイアール京都伊勢丹(同28日〜2月14日)、JR大阪三越伊勢丹(同)、岩田屋本店(同29日〜2月14日)、丸井今井札幌本店(同31日〜2月14日)、仙台三越(2月3日〜2月15日)でも開催する。
(デパチカドットコム)