![]() ![]() ![]() 日記のように日々の出来事をブログに書いて発信しています。オープン前から好きでやっていたのですが、最近は情報発信のツールとしても重要だと実感しています。「新商品ができました」とか、「○○個限定でこんな商品を作ってみました」とか。ブログでそう書くと、次の日には店の前に行列ができている。あまり動かなかった商品も、ブログで紹介することで注目度が高くなる。今は注目して欲しい商品を意識的に掲載することもあります。もちろんブログで紹介してお客様に来てもらう以上、いつも以上に気合を入れて、丁寧に、おいしいものをお出ししようと思っています。今の時代は、いい物を作っているだけじゃ売れない。どれだけおいしくても、自分から発信していかないと売れないんだと思います。楽しんで読んでくれる人がいるから続けているというのももちろんですが、情報発信のツールとしてブログは欠かせないものになっています。 焼き菓子は、買いやすさを意識しています。最初は別の棚に並べていたのですが、目に付く平台に並べるようになってから10倍くらい売れるようになりました。気軽に買ってもらえるようパッケージも簡単なものにし、買いやすい価格にしています。ジャムも自分たちで炊いています。正直、利益はほとんど出ません。ジャムは利益を出すものではなくパンやお菓子を楽しく食べてもらうためのツールだと考えています。ジャムでパンを食べる楽しさを知って、もっとうちのパンや焼き菓子を好きになってもらえればいいですね。 ![]() 他のシェフとの交流も大切にしています。本当に刺激になりますね。最近は、特に洋菓子店のシェフやレストランのシェフと交流することが多いのですが、会話や、お店を見る中から、本当にたくさんの学びがある。自分の店にこれを並べたらどうなるだろう、そんな風に考えているだけで楽しくなります。そういった刺激が、新たな商品作りにつながっているのだと思います。
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アイディアがでてこなくなるのでは、という不安はあまりありません。この世界に飛び込んでから、トップの立場で働かせてもらうことが多く、誰かに教えてもらうことが少なかった。自分で考えて商品を生み出していくクセがついているからかもしれませんね。
![]() 1974年、横浜市生まれ。エコール辻東京を卒業後、メゾン・ド・プティフール、タイユバン・ロブション、ブーランジェリー・ブルディガラなど数々の有名店で経験を積み、2009年、ブーランジェリー スドウをオープン。2006年に開催された第7回キリクリームチーズコンテストでパン部門での金賞と総合での最優秀賞を獲得。同年にガレット・デ・ロワコンテストにおいても優勝を収めている。 ![]() 小田調理師専門学校を卒業後、フレンチのサービスに従事。2002年にペルティエに入社後パン職人に転向。タイユバン・ロブション、マリアージュ・ドゥ・ファリーヌで経験を積む。2009年、須藤秀男氏とともにブーランジェリー スドウをオープン。2005年に開催されたガレット・デ・ロワコンテストでは決勝への出場を果たしている。 定休日/日曜日・月曜日(臨時休業あり) 営業時間/9:00~19:00 茶色と黒をベースにした、センスのいい外観が目をひくブーランジェリー スドウ。すっきりとした印象を与える店内には、テーブル席がひとつ。購入したパンとともにおいしいコーヒーを味わえる人気の席だ。美しいデニッシュや旬の野菜が盛りだくさんのピザやフォカッチャ、色とりどりのジャムに焼き菓子、生菓子と、店内には魅力的な商品が満載で、思わず目移りしてしまう。スタッフの接客も丁寧で、どんなに忙しいときでもお客様への心配りと笑顔が絶えることがない。
※店舗情報及び商品価格は取材時点(2012年2月)のものです。最新の店舗情報は、別途店舗のHP等でご確認ください。 |