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 フランスで人気のBIOベーカリー*「モワザン」が2005年9月・大阪に初上陸して話題をよんだ。
あれから5年の月日を経て、この7月に東京1号店がJR恵比寿駅改札正面にオープン。
グリーンとピンクを基調とした外観、ナチュラルで落ち着いた雰囲気の内装はパリの店をそのまま
再現している。


*BIOとはビオロジック→オーガニックの略で一般に無農薬・有機農法と訳される。フランスでは本来の意味だけでなく健康なイメージやコンセプトを表す言葉にもなっている。
 「Le Pain au Naturel MOiSAN」(ル・パン・オ・ナチュレル・モワザン)は、パリにおけるオーガニックベーカリーの先駆者ミッシェル・モワザン氏が1997年に創業して以来、パンの自然食品・生鮮食品としての側面を再認識させたブランドとして、パリの高感度層の注目を集めるベーカリー。「モワザン」は「Le Pain au Naturel MOiSAN」(ル・パン・オ・ナチュレル・モワザン)と、フランスパンを中心にパン食文化の紹介に取り組むドンクが協力し立ち上げた健康・本物志向のベーカリーブランド。

↑フリュート(315円)
「モワザン」ではすべてのパンに「Le Pain au Naturel MOiSAN」と同じビオ小麦を使用するとともに、ビオ・パンの先駆者モワザン氏のレシピを忠実に再現し、手成形で焼き上げている。
 モワザンのパンは小麦本来の味がしっかり香り、中身がモチモチしていることが特長。本格的なフランスパンやヴィエノワズリを基本にアトレ恵比寿店が独自に開発したオリジナルサンドウィッチやランチボックスのセットなど約50種類のアイテムを展開している。
 生地を一晩熟成させるポーリッシュ製法の自慢のバゲット「フリュート」は、パリッとした食感、素朴で優しい食べ口が大人気。同じくポーリッシュ製法で3日間かけて作られる大型パン「サンジョン」は、クラムの気泡が大きく、クラストが柔らかくリュステックのようなパンで、量り売りで購入できる。





サンジョン100g (158円)→
水分を多く入れて仕込んだ生地がモチモチしていて、
どんな料理にも合う。サンドイッチやピザにしても美味しい。

フランス・ブルターニュのビオバターを使ったクロワッサンは、風味豊かで口溶けが良く、この店1番の人気商品である。
クロワッサン(左・273円)→

エスカルゴ、クイニィアマン
などのヴィエノワズリも充実→

 ビオ小麦で焼き上げたパンの魅力や特長を熟知したスタッフが、お客様のご要望に応じてパンをセレクト。レジ3台を等間隔で配置し、それぞれのポジションで店内のすべてのアイテムを対面販売で買うことができる。指定のグラム数にカットする量り売り販売、急ぎのお客様には、すぐに買い求めいただくよう事前にスライスした状態の商品を用意している。対面販売については「色々と気遣うことが多いが、お客様と直に会話ができることが嬉しい」と店長の林千春氏。
 客層は30~40代主婦層が中心だ。朝は8時~9時台、夜は17時以降がピークだ。JR改札の正面ということもあり、乗降客の波も著しい。
 近隣に住む外国人客も多く、パン・オ・ルヴァンなどを喜んで買い求めていくという。ポイントカードはパリの市内をデザインしたもので人気だそう。リピート客も順調に増えており、本場パリを体験し、本格的なフランスの味を求める生活者も首都圏には多い。パンの価値を提案する「モワザン」の今後の展開に注目したい。
↑パリの香りが漂うお洒落な店内。

↑人気のサンジョンは買い求め安く
3枚入りの個包装で販売。

いつも笑顔の林店長→


←お店の奥は製造室、最終18時まで焼く。商品はすべてオールスクラッチ製法。


<モワザンアトレ恵比寿店>
東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 アトレ恵比寿1階
平日7:00-21:30 土日祝8:00-21:30
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