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ドーナツはまだまだ進化する!!
    焼きドーナツや蒸しドーナツ・・・昨今、ドーナツが進化を遂げていることをご存知だろうか? 
   
包装紙もお洒落なD-donut by donq
包装紙もお洒落
 
 様々な形や製法の変化で、老若男女問わず人気が絶えないドーナツ。しっとり、ふんわり、サックリ等々、生活者の嗜好に合わせた食感や、味が違うドーナツが盛り上がりをみせている。<br>
 ドーナツの専門店が増える中、今回はそごう千葉店内にオープンしたドーナツ専門ショップ「D-donut by donq」(ディードーナツ バイ ドンク)にお話を伺った。<br>
 ドーナツの新たな可能性と、その魅力を探ってみたい。
そごう千葉店にオープンした新ショップD-donut by donq
そごう千葉店にオープンした新ショップD-donut by donq
手作りドーナツ専門店「D-donut by donq」

 2010年秋、そごう千葉店地下1階に、パン屋の「ドンク」が提案する“ドーナツ”専門ショップ「D-donut by donq」(ディードーナツ バイ ドンク)がオープンした。株式会社ドンクがプロデュースしたこの店は、食感にこだわった「ふんわり」と「もっちり」の2カテゴリーの“焼きドーナツ”、そして揚げタイプのプチドーナツを販売している。斜め向かいには「ドンク」があり、パンとドーナツどちらも一度に購入することができるという立地条件に魅力を感じる生活者も多い。「ドンク」でも人気の高い商品のひとつであった“ドーナツ”。「ドンク」が新たに専門店としてオープンした経緯や、お客様を惹きつける美味しさの秘密をご紹介!
D-donut by donqの外観 笑顔が可愛い店員さん
↑D-donut by donqの外観 ↑笑顔が可愛い店員さん
専門店としてのこだわり

店頭に並ぶドーナツ
店頭に並ぶドーナツ
 「D-donut by donq」のコンセプトは、「パン職人による“ドーナツ”をお届けする」こと。全ての商品を厨房で仕込みから仕上げまで行っている。

 「ベーカリーでもドーナツを販売しておりましたが、ドーナツを購入するお客様は、“選ぶ”ことが楽しみの1つだと思うのです。」と、店長の西川隆幸氏は語る。店頭にはカラフルなドーナツが並び、味だけでなく、豊富なバリエーションで楽しさを演出している。

 「“焼きドーナツ”はヘルシーな印象ですので、お客様は女性や家族連れが多いですね。男性は、お土産として購入される方が増えてきております。」と、西川氏。販売員もいつもにこやかで、丁寧な接客。年代問わず人気の“ドーナツ”だが、プロの味だけでなく、選ぶ楽しさや、お客様をワクワクさせる店づくり、ホスピタリティが専門店としての「こだわり」なのだ。
健康志向を反映した商品展開

 「D-donut by donq」の商品は、油を使わずに焼き上げた“焼きドーナツ”と、小さなサイズが可愛い“揚げドーナツ”。 “焼きドーナツ”では、食感別に「ふんわリング」と「もっちリング」の2カテゴリーで展開している。ふんわりとしてやわらかい食感の「ふんわリング」のフレーバーは、プレーン(税込147円)、アールグレイ・ミックスフルーツ・ラムレーズン・ショコラ(税込168円)、期間限定の6種。もちもちとした食感にこだわった「もっちリング」は、きなこ(税込147円)、ごま・大納言・チーズ(税込168円)、期間限定のフレーバーの5種。

 西川氏は、「当初、ふんわリングは“洋”をテーマに、もっちリングは“和”をテーマにして商品を考えました。期間限定のフレーバーは、春夏秋冬で変えています。」と語る。現在出しているのは夏のフレーバー。

 商品を考え抜く姿を拝見し、それぞれの食感に合った味を追求し続けるからこそ、流行だけでは終わらない、生活者に支持される“ドーナツ”が生まれているのだと実感した。
(価格は2011年5月現在)
ふんわリング アールグレイ ふんわリング ラムレーズン
↑ふんわリング アールグレイ ↑ふんわリング ラムレーズン
もっちリング ごま もっちリング きなこ もっちリング 大納言
↑もっちリング ごま ↑もっちリング きなこ ↑もっちリング 大納言

売れ筋からわかる生活者の求める味

カラフルプチドーナツ
カラフルプチドーナツ
 2011年春の売れ筋は、1位プレーン(ふんわリング)、2位いちご※期間限定フレーバー(ふんわリング)、3位チーズ(もっちリング)、4位ショコラ(ふんわリング)だという。甘いタイプが人気のようで、実際食べてみると香りと食感はもちろんのこと、後味の良さに一口、また一口と手が止まらなくなってしまう。“洋”と“和”どちらも揃っているため、年配の方にも子どもにもマッチしている。

 “D-donutセレクトボックス7個入”(税込1,050円)もファミリー層に大人気。買いやすい価格、そして可愛いボックスに入った“焼きドーナツ”はお土産にも最適だ。“揚げドーナツ”は「カラフルプチドーナツ」という小さな可愛いサイズで展開している。フレーバーは、抹茶・シナモン・紫いも・シュガー(税込336円、8個入)の4種。女性や子どもも食べやすい大きさの定番ドーナツは、やはり不動の人気のようだ。

 西川氏に、今後の目標について伺うと、「今後は、ヒット商品を作ることが目標ですね。ここにしかないオリジナル“焼きドーナツ”を作ること。この『D-donut』でのベースを崩さず、お客様に『嬉しい、楽しい、買ってよかった』という気持ちになっていただければ・・・と思います。課題としては、セレクトセットでのドーナツの組み合わせですね。自由に選ぶことが出来るようになれば、更にお客様に喜んでいただけるでしょう?」と語る。常にお客様の笑顔のために、喜びのために、という心が人気店として成長させているようだ。
※いちご(ふんわリング)は2011年春限定商品です。
まだまだ人気が絶えない“ドーナツ”その魅力とは?

大人気!D-donut by donqの焼きドーナツ
大人気!D-donut by donqの焼きドーナツ
 昨今、同じ“ドーナツ”でも、焼く・蒸すの違いだけではなく、食感や見た目、素材にこだわった、他店とは一味違う個性豊かな商品が続々登場している。また食感もしっとりしたものや、もっちりとした食感の商品が増え、生活者に好まれていることがわかる。昔から人々に親しまれている“ドーナツ”は、形や製法が変わっても年齢を問わず愛され続けているようだ。そのわけは、日本人の文化や嗜好に根付いた好みが“ドーナツ”にはあるからなのかもしれない。また「シンプル」で「食べやすい」という“ドーナツ”の変わらない良さを土台として、魅力的なスイーツに進化させていることも生活者を惹きつけているポイントなのではないだろうか。

 まだまだ増え続けている“ドーナツ”専門店。昔から変わらないなつかしい形に、素材や製法で変化をつけることで、新感覚のドーナツとして生活者の興味をひきつけているようだ。一時的なヒット商品としてではなく、次から次へと目新しさを追加し、人々を飽きさせない“ドーナツ”は、まだまだ可能性を広げていくに違いない。
<D-donut そごう千葉店>
千葉県千葉市中央区新町1000番地 そごう千葉店B1
営業時間:10:00 - 20:00
電話番号:043-245-2591(FAX 兼)
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