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新しい商品の開発でお悩みではないですか。一般的な考え方に縛られたままでは難しいですが、例えば「異なるジャンルの食品を開発する」といった切り口で考えれば発想は広がるはずです。今回は主食の食パンをスイーツに生まれ変わらせる商品開発の事例をご紹介します。![]() |
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新しい商品の開発でお悩みではないですか。一般的な考え方に縛られたままでは難しいですが、例えば「異なるジャンルの食品を開発する」といった切り口で考えれば発想は広がるはずです。今回は主食の食パンをスイーツに生まれ変わらせる商品開発の事例をご紹介します。![]() |
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富士屋ホテルではラウンジ「オーキッド」のほかチェーンの計4店舗で、「ピコット」の食パンを使用した夏の期間限定スイーツを展開しています。
プロジェクトチーム「F-STYLE PROJECT」
今回はメンバーの齊藤様に話を伺いました。 F-STYLE PROJECTは2010年に立上げられ、2011年夏よりチェーン各店舗での共同企画として食パンを使用したスイーツを期間限定で展開しており、2013年夏の企画が第3弾になります。第3弾の企画としては、2013年6月21日から8月31日の期間、チェーンホテル内のラウンジ3店、小田原駅ビルダイニング1店の計4店にて食パンを使用した夫々のオリジナルスイーツを販売しています。 メンバーは企画・広報、システム、受付など様々な部署の所属で、夫々の部署の目線でお客様に喜んでいただけるサービスを提案しています。Fは富士屋、そして女性の形容詞femaleを表わし、女性目線でオリジナル商品の開発や快適な空間づくりなどの活動を行っています。 グループ4店舗のスイーツメニュー
富士屋ホテルチェーンの各店舗では、夏らしい爽やかな味わいで鮮やかな彩りのメニューを「食パンを使用したスイーツ」として提供しています。
こだわり抜いた高品質の食パンを食事系ではなく、人気リゾートのスイーツに使用している点が注目されています。富士屋ホテルの「伝統の食パン」と「スイーツ」を融合し、3回に亘る企画を通じて新たな富士屋ブランドを創造したと言えます。 食パンを使用した店舗毎の独創的なレシピは、調理のバラエティが豊富な食パンを活用している点、女性目線でシリーズ化された取組みである事からも、今後企画が継続される中で一層広がりを見せるのではないでしょうか。 |
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ハニートーストは、切れ目の入った1斤の食パンにホイップクリームやアイスクリーム、フルーツをたっぷりトッピングしたスイーツとして注目を集めています。食パン1斤のボリュームでの満足感と、ハチミツやフルーツなど甘味の満足感、2つの満足感で人気が集まるスイーツメニューです。毎日の食事として食べる食パンと異なり、1斤の食パンを仲間とスイーツとしてシェアする食べ方は、新しい食のシーンを創造したと言えます。ハニートーストの魅力を探ってみたいと思います。
ハニートースト(ハニトー)の誕生
ハニートーストは、株式会社ニュートンが展開するカラオケボックスで提供するスイーツとして開発され、同社では秋葉原の複合型施設にハニートーストの専門店「ハニートーストカフェ(ハニトーカフェ&ベーカリー)」を出店しています。同店の星野料理長に、ハニートーストについて伺いました。ハニートーストというアイテム自体は、1斤の食パンにバター、ハチミツを塗ったシンプルなメニューとして元々存在していました。そこで同社では、池袋西口「パセラ1号店」を1992年12月に出店する際に「初代ハニトー」を発売し、ホイップクリームやアイスクリーム、フルーツなど様々なトッピングを加えたバラエティメニューで人気を博しました。「ハニトー」はパセラの登録商標で、星野料理長曰く「ハニートーストは新しいジャンルのスイーツを確立した」のだそうです。同社では「ハニトー博物館」というハニトーの歴史やメニューの樹形図を紹介するWEBサイト(Honey Toast Museum)も展開しています。
専門店「ハニートーストカフェ」
カウンターでハニトーやベーカリー製品、ドリンクをオーダーしてから30席あるカフェの客席でハニトーが出来上がるのを待ちます。カフェは外の光が差し込むガラス張りの壁が開放的で、店内のテーブルなどは白で統一され明るい雰囲気です。
ハニートーストカフェの利用客
カフェでのメインアイテムはハニトーですが、併設しているベーカリーコーナーで焼き込み調理パンなどのアイテムも販売しています。 また、イベントや結婚式二次会などでのコラボ企画を立案実行し、カフェ以外の目的で来店されたお客様にもハニトーカフェ&ベーカリーを楽しんでいただく「施設全体のブランドを高める複合的な営業戦略」を実行しているとの事です。
プレミア感のあるハニートースト
提供される直前に焼き上げて食パンの表面を少し乾燥させているので、ハチミツやバニラアイスが染み込み易くなり食感が良くなります。ハニトーに使用する食パンは、表面がパリッと内層はしっとり感のあるハチミツとの相性も良いイギリスパンを使用しています。 ハニトーメニューの展開
各店共通の看板メニューは「完熟チョコバナナハニトー」で、1店舗当たり月250斤程のオーダーが入るとの事です。ハニトーカフェ&ベーカリーでは、季節毎の企画メニュー「プレミアムハニトー」を店頭のブラックボードで告知し、ハニトーメニューの更新を行っています。7月下旬は、 ・「パンプル&オランジュ」 ・「ぎっしりマンゴー」 ・「ベリーフォンデュ」 ・「ハニープリン ア・ラ・モード」 の4品です。
また、北海道の生キャラメルソースを使用したメニューも発売されます。 ハニトー発売20周年を記念したイベント「ハニトーグランプリ」では、お客様からハニトーレシピを公募し「さっぱり! レモン&ティーハニトーwithチーズクリーム」がグランプリを獲得しました。はちみつと相性がいいレモンをメインに、レモンのジュレや輪切り、チーズクリーム、ミントをトッピングされたメニューです。 お客様と一緒にこれまでにないメニューを考えるイベントなどを通じて、様々なお客様に来店いただける安全安心の商品を提供し続ける店を目指したいとの思いを星野料理長はお持ちでした。 「初代ハニトー」が1992年に発売されてから20年を経た今でも、お客様からハニトーが支持されているのは、メニュー開発を継続する事でバラエティが広がり続けているからではないでしょうか。このように各種企画やイベントを通じて、お客様と一緒に商品を育てていく事は、スイーツに限らず各種商品開発にも必要な取り組みです。 |
皆様も新しい商品やブランドづくりに取り組んでみませんか。開発のヒントは身近なところにあるのかも知れません。自社の看板商品を活用するなどして、豊かな発想で開発に取り組めば、全く新しい人気商品が生まれる可能性があるはずです。創・食Clubでは、これからも皆様の商品開発をお手伝いさせていただきます。 |